まずテキーラってどんなお酒?
テキーラはメキシコのハリスコ州テキーラ地区でブルーアガベ(日本ではリュウゼツラン)からできる蒸留酒で原産地呼称のお酒です。テキーラ地区以外でできたアガベの蒸留酒はメスカル、もしくはアガベスピリッツと言います。サボテンのお酒、と思われていることが多いですがサボテンは糖分がなくお酒にはできません。

テキーラはすごく強いお酒?
テキーラはウイスキーやブランデー、ジン、ウォッカ、ラムと合わせて世界6大スピリッツの1つです。 ルールとして35〜55度の間と決まっていて他のラムやウォッカの方が強いです。他のスピリッツと全く変わりません。
テキーラはショットで一気飲みするんでしょ?
そんなことはありません。伝統的な飲み方やお祝いの時に最初そういう飲み方をすることもありますが、普段メキシコでもジュースやソーダで割って飲むのが一般的です。日本ではネガティブな印象が強いお酒ですが、アメリカではセレブが好むお酒として有名でマイケル・ジョーダンやジョージ・クルーニーなども自身でプロデュースしたテキーラを販売しています。
テキーラの種類って?
2種類のテキーラがあります
アガベを51%以上使用し、残りを醸造アルコールなどを足して作られたミクストテキーラとアガベを100%使用したプレミアムテキーラの2種類あります。日本の流通は約90%がミクストテキーラですが、メキシカンバルのテキーラは全てプレミアムテキーラです!肝臓への負担が少なく酔いやすく抜けやすいのが特徴です!
熟成は主に4種類です
テキーラも樽熟成します。ただウイスキーと違い蒸留したてのものも飲むことができます。
- ブランコ
- “白”という意味。樽熟成をしない、または樽詰めして60日未満のもの。「シルバー」、「プラタ」 などの呼び名もあります。
- レポサド
- “RESTED/休ませた” という意味。最低2ヶ月~1年未満の樽熟成を経たもの。
- アネホ
- “AGED/熟成させた” という意味。最低1年間~3年未満の樽熟成を経たもの。
- エクストラアネホ
- 最低3年以上の樽熟成を経たもの。気温が高いメキシコでは貯蔵樽からの蒸散が多いため貴重な原酒です。